Ubuntu でのプロキシサーバーの設定法


 Ubuntu(Windows上でWSL2を使用する場合も含む)を学校や企業などの組織内で使用する際にプロキシサーバー(proxy)の設定がされていないために更新や設定、アプリのインストールなどができないことがよくあります。
 下記の方法で Ubuntu にプロキシを設定することができます。

 

1. ターミナルを開く.
2.  .bashrc という設定ファイルを開き編集するために以下のコマンドを実行する(nano というエディタを使用する).

  
nano ~/.bashrc
  

3. 開いたファイルの中に以下の項目を書き加える. 大文字(upper)を使う場合があるので、4行が必要。例えばプロキシサーバーが proxy.hoge.ac.jp でポートが 8080 であれば、http://proxy.hoge.ac.jp:8080 を書き込む。

 

  
export http_proxy="http://PROXY_URL:PROXY_PORT"
export https_proxy="http://PROXY_URL:PROXY_PORT"
export HTTP_PROXY="http://PROXY_URL:PROXY_PORT"
export HTTPS_PROXY="http://PROXY_URL:PROXY_PORT"

4. "CTRL + O" を押して設定を保存、さらに "CTRL + X" を押して nano を終了する.
5. 下記コマンドを実行し .bashrc を読み込み設定を有効にする.

  
    source ~/.bashrc
  

6. この設定は設定したユーザーのみに有効となる. すべてのユーザーに対して設定したい場合には /etc/environment ファイルに対して .bashrc 同様の書き込みを実行する.