プロキシ設定が必要な状況(会社、大学などのネットワーク内からなど)において、Ubuntu、Kali などの Linux ディストリビューションにおいて、apt, wget, curl に対してプロキシの設定をする方法をまとめます.
一般環境に対して設定を行い .bashrc に書き込む方法は下記の記事に書きました.
apt に対する設定
1. /etc/apt/ に apt.conf というファイルを作成し、必要な設定を書き込む.
下記コマンドを実行し、ファイルを作って nano で開く(パスワードを求められることがある).
sudo nano /etc/apt/apt.conf
2. 下記の内容をこのファイルに書きこむ.
Acquire::http::Proxy "http://<proxy_server>:<port>";
Acquire::https::Proxy "http://<proxy_server>:<port>";
3. "CTRL + O" を押して設定を保存、さらに "CTRL + X" を押して nano を終了する.
4. apt が動くことを確認する(下記コマンドを実行).
sudo apt update
wget に対する設定
1. /etc/wget というファイルに必要な設定を書き込む.
下記コマンドを実行し nano で開く.
sudo nano /etc/wget
2. 下記の内容をファイルに書き込む.
https_proxy = <proxy_server>:<port>
http_proxy = <proxy_server>:<port>
ftp_proxy = <proxy_server>:<port>
3. "CTRL + O" を押して設定を保存、さらに "CTRL + X" を押して nano を終了する.
4. wget が動くことを確認する(下記コマンドを実行し、現在のディレクトリに index.html が保存されることを確認).
wget https://www.google.com
curl に対する設定
1. ~/.curlrc というファイルを作り、必要な設定を書き込む.
下記コマンドを実行し nano で開く.
sudo nano ~/.curlrc
2. 下記の内容をファイルに書き込む.
proxy=http://<proxy_server>:<port>
3. "CTRL + O" を押して設定を保存、さらに "CTRL + X" を押して nano を終了する.
4. curl が動くことを確認する(下記コマンドを実行し、現在のディレクトリに index.html が保存されることを確認).
curl https://www.google.com
これで基本的なコマンドに対するプロキシ設定ができたはずです.